キャリアアップかキャリア替えか

転職を目的とした資格取得の場合、取得対象とする資格を選ぶ前に、はっきりしておくべきことがあります。それが、希望する転職の目的が「キャリアアップのためか、キャリア替えのためか」ということです。

キャリアアップの場合、現在までに培ってきたキャリアを、転職希望先の企業に対しより魅力的に見せる資格が必要となります。例えば、経理経験が3年ある人なら、日商簿記検定2級を取得することで「キャリア+スキル」という理想的な経歴が形成され、より規模の大きな企業へと転職することも可能です。

一方、ちょっと大変なのがキャリア替えを目的とした転職です。例えば、数年間に渡り経理畑を歩んできたのに、転職でプログラマを目指すような場合です。この場合、ITパスポート(旧・初級シスアド)を取得させすれば転職がうまくいくというわけにはいきません。

キャリア替え転職は難航必須!?

その理由は、前ページでも述べたとおり、企業が中途採用者に求めるのはスキルよりも経験値にあるためです。ではどうするか。本当にその業界にキャリア替えしたいのなら資格取得はもちろんのこと、ハローワークを筆頭に複数の転職支援サイトへの登録など、情報の入手口を可能な限り多く設定。入手した求人の中から比較的経験値を重視しないであろう企業を選び、エントリーする。
また、その際に提出する職務経歴書などには、いかにその業界及び転職先企業の業務に興味があり、また、以前のキャリアにより培われた長所を、次の職場でも活用できるかを可能なかぎりアピールする必要があるでしょう。

さらに必要なのは、数社に断られても挫けずに転職活動を続ける意志の強さです。大学生の就職率が8割を切りそうな今、現役学生でも50社~100社程度の採用試験を受けるのは当たり前です。数社の不採用で挫けているようでは、厳しい経済状況の中、経験の無いキャリア替え転職が上手くいずはずはありません。必ず採用を勝ち取る意気込みで、挫けずに頑張って下さい!

さて、目的(転職)と手段(資格)を混同した、資格ありきの転職は失敗が多いと述べましたが、資格によっては資格ありきの転職も〝アリ〟となります。そして、そのキーワードが〝独占業務を持つ資格〟なのです。次ページでは、その資格と転職への効果を述べたいと思います。

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